山梨県庁舎(甲府市)概要: この建物は昭和5年(1930)に建てられたもので、鉄筋コンクリート3階建て(1部4階)、外壁はタイル張、腰壁は花崗岩(塩山産)。正面玄関ポーチや屋上パラペット下に本瓦葺の庇が付いているのが特徴的で、3階の主要開口上部がファンライト風のアーチを描くなど和洋両方の意匠が混在しています。
内部は山梨県産の石材を利用した重厚な造りで、当時の山梨県の中心施設として威厳のある意匠がとり入れられています。旧山梨県庁舎は昭和初期に建てられた庁舎建築の遺構として貴重な事から平成22年(2010)に山梨県指定文化財に指定されています。
山梨県庁舎:上空画像
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