方形周溝墓群(甲府市)概要: 方形周溝墓群は山梨県見甲府市下向山町に位置し弥生時代後期から古墳時代初期に築造されたもので(古墳が巨大化する以前の埋葬方法で、比較的小規模で、方形に溝を掘り、そこで出た土を盛り上げています)、当時としては東日本最大級とされ128基の方形周溝墓群と20軒ほどの住居で構成されています。
墓地地区と住居地区は明確に分けられている事から当時の死生観を窺えることが出来ます(どの様な理由かは判りませんが、当地が聖地として考えられていたのかも知れません)。又、住居の戸数と墓の数が大きく離れていて、周囲には同時代の集落が発見されていることから、方形周溝墓群は周囲の多くの集落の共同墓地だったと推定されています。現在は35基が復元されています。
方形周溝墓群:上空画像
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