仙娥滝(御岳昇仙峡)概要: 仙娥滝は笛吹川の支流荒川の上流に位置し国指定特別名勝に指定されている昇仙峡の最奥部覚円峰の麓にある滝です。仙娥滝の高さは約30mですが水量は豊富で勢いがある為、広い滝壺が形成され、左右の花崗岩も滑らかに浸蝕されています。
仙娥滝の周囲は見どころも多く観光地としてお土産屋が軒を連ね、遊歩道も整備されていますが滝壺附近まで近づく事は出来ません。仙娥滝の遊歩道は山岳信仰が盛んだった金桜神社の参道だったようで、途中に大きな鳥居が建立されているのが印象的で仙娥滝も神聖視されていたのかも知れません。
仙娥滝の名前の由来は中国の神話の1つで元々仙人だった嫦娥が地上に降り、男と夫婦になった為、不死ではなくなったので、男が西王母からもらった不死の妙薬を嫦娥が盗み飲み、月へと逃げ込み蝦蟇になったという。この嫦娥のことを仙娥といい月神や月の化身に例えられます。仙娥滝は日本を代表する滝である事から平成2年(1990)に環境庁(現在の環境省)と林野庁による日本の滝百選に選定されています。
仙娥滝:上空画像
仙娥滝:周辺駐車場マップ
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