甲州市: 向嶽寺

  山梨県:歴史・観光・見所(ホーム)甲州市:歴史・観光・見所>向嶽寺

概要・歴史・観光・見所
向嶽寺(甲州市)概要: 塩山向嶽寺の創建は永和4年(1378)、向嶽寺抜隊得勝(慧光大円禅師)が塩山高森(現在の甲州市塩山竹森)に一庵を設け教えを広げたのが始まりとされます。草庵には禅師の教えを請う為、数百人に及ぶ僧が集まるようになった為、康暦2年(1380)、同じく篤く帰依していた甲斐国守護職の武田信成が現在地(塩ノ山)に寺領を寄進し向嶽庵(境内の正面向こう側に富士山:富嶽を眺めることが出来たから)を建立しました。さらに、元中元年(1384)、無文元選(後醍醐天皇の第6皇子)が開山した元中寺と合併し、向嶽中禅寺に改称、翌年の元中2年(1385)に後亀山天皇の勅願寺となりました。甲斐守護職である武田家から庇護され寺運が隆盛し多くの塔頭・末寺を有する大寺院に張発展、戦国時代には武田信玄が庇護し、多くの禁制を発給し天文16年(1547)には信玄の働きかけにより抜隊得勝(至徳4年:1387年に入寂)が慧光大円禅を賜わり、現在の寺号である向嶽寺に改称しています。天正10年(1582)、織田信長の甲斐侵攻により武田家が滅ぶと庇護者を失い次第に衰退し末寺なども離散、さらに天明6年(1786)と大正15年(1926)の大火により多くの堂宇が焼失しました。明治5年(1872)に輪番住職制を廃止し南禅寺(京都市左京区南禅寺福地町)の所管になりましたが明治41年(1908)に南禅寺から独立し臨済宗向嶽寺派の大本山となっています。現在の向嶽寺中門と築地塀は室町時代に建立されたもので、中門は切妻、茅葺、四脚門、一間一戸、禅宗様四脚門の代表的遺構として大変貴重な事から昭和46年(1971)に国指定重要文化財に指定されています(築地塀は厚さ1.7mにも及ぶもので山梨県指定文化財)。仏殿(開山堂)はは天明6年(1786)の火災で焼失後、甲州下山大工・石川源三郎によって再建されたもので入母屋造(裳階付)、銅板葺、平入、桁行3間、梁間3間、外壁は真造、正面には花頭窓などが採用、内部には本尊:釈迦如来座像、脇侍:文殊菩薩・普賢菩薩座像が安置、江戸時代中期の仏殿建築の遺構として貴重な事から平成8年に甲州市指定文化財に指定されています。寺宝も多く国宝の絹本著色達磨図(南宋画様式、13世紀頃、達磨大師の肖像画)をはじめ、多くの仏像、絵画、古文書、記録などを所有しています。甲斐百八霊場第12番札所。宗派:臨済宗向嶽寺派。本尊:釈迦如来。

向嶽寺の文化財
・ 絹本著色達磨図−鎌倉時代−国宝
・ 向嶽寺中門−室町時代−国指定重要文化財
・ 絹本著色三光国師像−至徳3年−国指定重要文化財
・ 絹本著色大円禅師像−明和4年−国指定重要文化財
・ 塩山和泥合水集板木・抜隊得勝遺誡板木−国指定重要文化財
・ 向嶽寺庭園−国指定名勝
・ 紙本着色仏涅槃図−明応9〜文亀2年−山梨県指定文化財
・ 向嶽寺銅鐘−康応元年−山梨県指定文化財
・ 向嶽寺文書−室町時代−山梨県指定文化財
・ 塩山向岳禅庵小年代記−永和2〜明和6年−山梨県指定文化財
・ 抜隊得勝墨書−至徳2年−山梨県指定文化財
・ 金剛般若波羅蜜経版木−文安3年−山梨県指定文化財
・ 随求陀羅尼儀軌版木−室町時代初期−山梨県指定文化財
・ 塩山仮名法語版木−江戸時代−山梨県指定文化財
・ 孤峯覚明墨書−観応2年−山梨県指定文化財
・ 峻翁令山墨書−室町時代−山梨県指定文化財
・ 向嶽寺仏殿−甲斐市指定文化財
・ 絹本著色蓮ニ鴛鴦ノ画・蓮ニ鷺ノ図−甲斐市指定文化財
・ 絹本著色十六羅漢図−甲斐市指定文化財
・ 向嶽寺中門扁額「○山」−甲斐市指定文化財
・ 向嶽寺総門扁額「禅林法窟」−甲斐市指定文化財
・ 禅板−甲斐市指定文化財

向嶽寺:写真

向嶽寺
[ 付近地図: 山梨県甲州市 ]・[ 甲州市:歴史・観光・見所 ]
向嶽寺 向嶽寺 向嶽寺 向嶽寺
向嶽寺 向嶽寺 向嶽寺 向嶽寺

スポンサーサイト

甲府市・観光・見所
千野六地蔵幢 大善寺
放光寺 金井加里神社
神部神社 勝沼宿
勝沼氏館 恵林寺
景徳院 向嶽寺
熊野神社 栖雲寺庭園
竜門峡 山王神社
天目山栖雲寺 泉勝院
旧田中銀行 菅田天神社
鶴瀬宿 於曽屋敷
雲峰寺


※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「山梨県:歴史・観光・見所」は「山梨県の歴史」、「郷土資料辞典−山梨県」、「日本の城下町−関東」、「城郭と城下町−関東」、「甲州街道」、「パンフレット」、「案内板」、「関係HP」等を参考にさせていただいています。