笛吹市: 慈眼寺

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概要・歴史・観光・見所

慈眼寺(笛吹市)概要: 金剛山慈眼寺は山梨県笛吹市一宮町末木に境内を構えている真言宗智山派の寺院です。慈眼寺の創建は不詳ですが室町時代の文明年間(1469〜1487年)、宥日上人が中興開山したと伝えられています。

戦国時代は武田家の祈願所として寺運が隆盛し、境内には七堂伽藍が建ち並び甲州国檀林七ヶ寺の筆頭となりました。天正10年(1582)の織田信長の甲斐侵攻により武田家が滅び、兵火により堂宇、寺宝、記録などが焼失し一時混乱しますが、徳川家の祈願所として再興されています。

現在の本堂、庫裏、鐘楼門は元和8年から慶安8年(1622〜1650年:鐘楼の銘に1650年があるところから鐘楼門は同年に建立されたとしています)、第12世宥真が再建したもので本堂は入母屋、金属板葺(改修後に茅葺屋根に復したようです)、桁行16.3m、梁間11.9m、方丈型、外壁は真壁造り白漆喰喰仕上げ、内部の内陣には本尊である千手観音菩薩像が安置されています。

庫裏は正面入母屋、背面切妻、妻入、東側入母屋、西側寄棟(背面庇は檜皮葺)、桁行14.6m、梁間11.0m、外壁は真壁造り白漆喰喰仕上げ。鐘楼門は慶安3年(1650)に建てられたもので一間一戸、四脚楼門、入母屋、鉄板葺(改修後に茅葺屋根に復したようです)、上層部鐘撞堂で柱のみの吹き放し。本堂、庫裏、鐘楼門の3棟とも江戸時代初期の寺院建築の要素を伝える大変貴重なものとして昭和61年(1986)に国指定重要文化財に指定されています。

又、慈眼寺の寺宝である刺繍法華経、紙本著色星曼荼羅、紙本墨書梵書法帖が山梨県指定文化財、弘法大師像、大日如来像、石造光明真言碑などが笛吹市指定文化財にそれぞれ指定されています。甲斐百八霊場第38番札所。甲斐八十八ヶ所霊場第17番札所。山号:金剛山。宗派:真言宗智山派。本尊:千手観音。

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慈眼寺:上空画像

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


慈眼寺:ストリートビュー

慈眼寺:写真

慈眼寺の境内に長い歴史、時を刻んできた鐘楼門と梵鐘
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慈眼寺鐘楼門を下から見上げたアングルで撮影した画像 慈眼寺庫裏の苔むした茅葺屋根が印象的な画像 慈眼寺境内の緑の木々に囲まれている土蔵 慈眼寺境内正面に設けられた石造専門と参道の石垣を写した写真


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