正法寺(笛吹市)概要: 金剛山正法寺は山梨県笛吹市御坂町成田に境内を構えている臨済宗建長寺派の寺院です。正法寺の創建は不詳ですが、当初は成田山金剛寺と称し、国衙の官人によって開かれたのが始まりと伝えられえています。南北朝時代の暦応3年(1340)、明叟斉哲禅師(天目山中峰国師の弟子)が中興開山し現在に至っています。
寺宝である木造不動明王立像は以前の本尊だった薬師如来像の脇仏だったもので、作風から平安時代末期から鎌倉時代初期に製作されたと推定され、像高72.5cm、檜材、一木造、笛吹市指定文化財に指定されています。
毎年3月28日と8月28日には不動明王の祭典が行われ、前日の27日には護摩祈祷法要が挙行されます。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行8間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。
不動堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間軒唐破風向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ正面鼻頭窓付。山号:金剛山。宗派:臨済宗建長寺派。本尊:釈迦如来。
正法寺:上空画像
|