旧石原家住宅(笛吹市)概要: 旧石原家住宅は江戸時代中期に八代町南に建てられたもので、甲州地方でよく見られた切妻突き上げ屋根、銅板葺き(元茅葺:近年火災により屋根部分が焼失し銅板に葺き替えました。)、桁行7間(14.85m)、梁間3間半(7.87m)、外壁は真壁造り、土壁鏝押えの中規模農家建築です。切妻突き上げ屋根とは屋根の中間あたりで壁面を造り、そこから明かりや風を取り入れる形式で、屋根裏を養蚕などで利用する為に考えられたものと推定されています。
内部は「アガリハナ」、「ブツマ」、「ナンド」、「ザシキ」、「イドコ」が配されていました。旧石原家住宅は江戸時代中期に建てられた中規模農家建築の遺構として貴重な存在として笛吹市指定文化財に指定され、現在は八代郷土館敷地内に移築保存され一般公開されています。
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