八代家住宅(北杜市)概要: 八代家は代々名主を勤めた家柄です。現在の八代家住宅主屋は文化5年(1808)に建てられたもので、入母屋、茅葺、桁行11.5間(21.2m)、梁間6間(10.9m)、4室の座敷や玄関など格式の高い意匠が施され西面には桟瓦葺きの便所が付属しています。長屋門は文化5年(1808)に建てられたもので、寄棟、銅板葺き、桁行19.2m、梁間3.6m、外壁は白漆喰仕上げ、腰壁は海鼠壁。文庫蔵は大正5年(1916)に建てられたもので土蔵2階建、切妻、桟瓦葺、桁行5.4m、梁間3.7m外壁は白漆喰仕上げ。
隠居屋は明治時代に建てられたもので土蔵平屋建、切妻、桟瓦葺、桁行6.2m、梁間3.6m、外壁は白漆喰仕上げ。穀蔵は江戸時代末期に建てられたもので土蔵2階建、切妻、桟瓦葺、桁行9.1m、梁間5.5m、外壁は白漆喰仕上げ。味噌蔵は明治時代に建てられたもので土蔵2階建、切妻、桟瓦葺、桁行7.3m、梁間4.6m、外壁は白漆喰仕上げ。
八代家住宅は当地域江戸時代末期の代表的な上層農家建築として貴重な存在で昭和51年(1976)に国指定重要文化財に指定され、平成6年(1994)には敷地内にある長屋門、蔵3棟(文庫蔵・穀蔵・味噌蔵)、隠居屋と敷地全体が良好な上層農家の景観を保持していることで追加に国指定重要文化財に指定されています。
八代家住宅:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
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