三島神社(北杜市)概要: 三島神社は山梨県北杜市明野町上手に鎮座している神社です。三島神社の創建は鎌倉時代の弘安年間(1278〜1287年)に三嶋大社(静岡県三島市大宮町:伊豆国一宮)から分霊を勧請したと伝えられています。
戦国時代の永正年間(1504〜1520年)から天文年間(1532〜1555年)には領主である武田家から祈願所として庇護され社領が安堵されていました。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て村社に列しています。毎年4月3日に行われる例祭では神楽が奉納されています。
案内板によると「 弘安7年(1284)に建立し、天文年間に武田家から国家安泰・武運長久等祈念のため祭祀を賜わる。神殿の扉の双脇は、上竜と下竜を配し、天井は雲竜にして、三方は竹林の七賢人をとり入れ、他は花木と鳥獣が彫刻されている。」とあります。
本殿は一間社流造、銅板葺、正面には1間の軒唐破風付の向拝が付、社殿全体には精巧な彫刻が施されています。三島神社本殿は貴重な事から昭和51年(1976)に北杜市指定文化財に指定されています。
拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、外壁は真壁造り板張り。神楽殿は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺き、桁行1間、張間1間、外壁は柱のみの吹き放し。祭神:大山祇命。
三島神社:上空画像
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