【 概 要 】−円井氏は甲斐武田氏5代当主武田信光(別称:石和五郎・応保2年:1162年〜宝治2年:1248年)の末男である十郎光経が甲斐国巨摩郡円井郷増坪(山梨県韮崎市)に配され、地名に因み「円井」の姓を名乗ったのが始まりとされます。円井氏は一族として長く武田家に従い、特に巨摩郡武川流域を領していた氏族達で形成された「武川衆」の一翼を担っていました。宗泉院(山梨県韮崎市)は円井氏歴代の菩提寺で境内には円井氏の墓碑と山本勘介供養塔が建立されています。