上野家住宅(山梨市)概要: 上野家の祖は武田家の家臣だった家柄で、 武田家が滅ぶと土着帰農したと思われます。主屋は江戸時代初期(17世紀初期)に建てられと推定される建物で、入母屋、茅葺、平入、桁行10.4間、梁間4.5間、敷地の周囲は石垣と水堀を配し正面には長屋門を設けるなど名主級の格式を持った屋敷です。上野家住宅は江戸時代初期に建てられた上層農家建築の遺構として貴重な存在で敷地内にある主屋・長屋門(木造平屋建、切妻、鉄板葺、外壁は下見板張、縦押縁押、軒下周りは真壁造、白漆喰仕上)・穀蔵・質蔵(土蔵2階建、切妻、桟瓦葺、黒漆喰仕上)・文庫蔵の5棟が平成6年(1994)に山梨県指定文化財に指定されています。
又、敷地内にある東の大イヌガヤは樹高7.0m、枝張り東:4.8m、西:8.5m、南:3.0m、北:5.8m、根回り0.45〜0.70m、平成4年(1992)に山梨県指定天然記念物に指定されています。
上野家住宅:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
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