連方屋敷(山梨市)概要: 連方屋敷は築城年、建主共に不明で発掘物から、14世紀中頃から15世紀初期のかなり身分が高い人が利用していたと推定されています。約130m4方外周には土塁(基底幅:4〜5m・頂点幅:1〜1.5m・高さ:2〜3m)と堀(深さ:2〜2.5m・幅:1〜1.5m)が巡り、中世豪族の居館のような構造をしています。
江戸時代に編纂された甲斐国志にも連方屋敷としてすでに存在が認められていて広く知られた存在だったと思われます。
近くには清白寺仏殿(応永22年建築:国宝)や南北朝時代に製作されたと推定される安田氏五輪塔などがあり時代的に重なる可能性も指摘されています。又、武田家家臣の古屋氏の屋敷跡とも言われています。連方屋敷は貴重な事から昭和38年(1963)に山梨県指定史跡に指定されています。
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