宝鏡寺(都留市)概要: 金鼇山宝鏡寺は山梨県都留市桂町に境内を構えている曹洞宗の寺院です。宝鏡寺の創建は貞和2年(1346)、鶏岳永金和尚(鎌倉幕府執権北条重時の9男)が開山したのが始まりと伝えられています。甲州曹洞宗法王派の中心寺院として寺運は隆盛し、甲州曹洞宗隋会七ヶ寺、普済寺輪番14ヶ寺に数えられ末寺16ヶ寺を擁する大寺となりました。天正17年(1589)、徳川家康が昼食に利用したと伝えられ江戸時代に入ると幕府が庇護し寺領七石三斗が安堵されています。
現在の宝鏡寺庫裏は貞享2年(1685)に建立されたと伝えられるもので木造平屋建て、切妻、平入、桁行18間、梁間7間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、玄関屋根唐破風銅板葺き、都留市内に残る庫裏建築の中では最古で最大とされ平成17年(2005)に都留市指定有形文化財に指定されています。
境内に咲き誇るヤマブキソウ(開花時期:4月下旬から5月上旬)は山梨県の自然記念物に指定されています。
甲斐百八霊場第二十七番札所、甲斐八十八ヶ所霊場第十一番札所。山号:金鼇山。宗派:曹洞宗。本尊 釈迦三尊、豊川ダ枳尼尊天。
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