十二天神社(都留市)概要: 十二天神社の創建年は不詳ですが南北朝時代の延元元年(1336)に社殿が造営されたと伝えられている事から、鎌倉時代には既に鎮座していたと思われます。江戸時代中期の享保2年(1717)に正一位に列し、寛延3年(1750)の火災により多く社殿、社宝、記録などが消失、宝暦3年(1753)に再建しています。
現在の本殿はその当時のもので、一間社入母屋造、棟梁は菊池新五左衛門が手掛けています。社殿全体に彫刻が施され、特に正面の扉には桟唐戸を採用するなどの特徴を持っています。十二天神社本殿は江戸時代中期に建てられた神社本殿建築の遺構として貴重な存在で平成10年(1998)に都留市指定文化財に指定されています。祭神:天神七代地神五代。
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