猿橋宿(大月市)概要: 猿橋宿は本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠10軒と比較的小さな甲州街道の宿場町でした。江戸から数えて24番目の宿場で甲州街道の名所「猿橋」がある為、見物客などで賑わったと伝えられています。
猿橋は歌川広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などでも紹介されるほど有名な橋です。
猿橋は岩国の錦帯橋(山口県岩国市)、木曽の桟(長野県木曽郡上松町)、日光の神橋(栃木県日光市)や西祖谷山のかずら橋(徳島県三好市西祖谷山村善徳)、宇奈月の愛本刎橋(富山県黒部市宇奈月町)などと共に日本三大奇橋の1つに数えられ、多くの文人墨客達から紀行文や詩句などに記されています。
宿場内に境内を構えている阿弥陀寺の創建は不詳ですが、当初は草庵だったとされ弾誓上人によって阿弥陀如来の本尊とする浄土宗の寺院として開山しました。境内付近には甲州街道の一里塚があったとされ石柱が建立されています。
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