鳴沢番所概要: 鳴沢は鎌倉街道と駿河往還の分岐点となる交通の要衝で古くから関所や番所が設置されました。正確な位置は不明ですが古代から中世にかけては橋田の関(波志太の関)が設置されていたことが吾妻鏡や甲斐国志に記されています。
戦国時代には甲駿相間道の取り締まり、江戸時代には富士講や人穴参拝者から関銭が徴収が行われましたが、番所勤務を農民に任せるなど次第に重要性が失われ江戸時代中期の享保年間(1716〜1736年)に廃止になりました。現在は遺構もなく規模や構成は不明ですが鳴沢番所で使用されたと伝わる陣笠が郷倉の中に保存されています。
鳴沢番所:上空画像
|