山梨市: 吉祥寺

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概要・歴史・観光・見所

吉祥寺(山梨市)概要: 吉祥寺は山梨県山梨市三富徳和吉祥寺境内に生える彼岸桜の大木に境内を構えている真言宗智山派の寺院です。吉祥寺の創建は鎌倉時代の承元年中(1207〜1211年)、武田信光が当時本拠としていた石和館から見て鬼門(北東)の方角に当るこの地に鬼門除けとして甲斐源氏の祖とされる新羅三郎義光から受け継いできた毘沙門天を祀ったのが始まりと伝えられています。以来、甲斐源氏の後裔である武田家の庇護により寺運が隆盛し、戦国時代の永禄8年(1565)には武田信玄により本堂(毘沙門堂)、庫裏が再建されています(棟札に「大檀越源朝臣晴信奉為武運長久再興之 伏願 家門繁栄武門長久至祝至檮 敬白 」と記されています)。

現在の吉祥寺本堂(入母屋、桟瓦葺、妻入、桁行4間半、梁間5間半、正面唐破風向拝付、向拝の鬼瓦は象徴的)、庫裏(木造平屋建て、鉄板葺き、平入、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ)は武田信玄が再建した当時のもので特に本堂は延宝7年(1679)に改修されているものの室町時代末期に建てられた寺院本堂建築として貴重である事から永禄8年(1565)と延宝7年(1679)の2枚の棟札と共に昭和56年(1981)に山梨市指定文化財に指定されています。

吉祥寺境内に正面にある新羅桜は新羅三郎義光お手植えの伝説が残る江戸彼岸桜の大木で推定樹齢300年、根廻り4.1m、目通り3.1m、枝張り東西14.2m、南北16.0m、県内を代表する桜の古木として貴重な事から昭和36年(1961)に山梨県指定天然記念物に指定されています。

吉祥寺山門は江戸時代中期の宝永5年(1708)に造営されたもので、切妻、銅板葺き、一間一戸、四脚門形式、棟梁は恵林寺大工小島杢之丞が手掛けています。甲斐百八霊場第七番。甲州東郡七福神(毘沙門天)。山号:徳和山。宗派:真言宗智山派。本尊:毘沙門天。

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吉祥寺:上空画像


吉祥寺:ストリートビュー

吉祥寺:本堂・山門・写真

吉祥寺正面に設けられた歴史ある山門を撮影した写真
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吉祥寺山門から見た歴史が感じられる境内の様子を写した写真 吉祥寺本堂正面とその前に置かれた石燈籠と個性ある植栽 吉祥寺本堂のカッコイイ向拝唐破風を撮った画像 吉祥寺唐破風軒飾りである威厳のある面構えの鬼面


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